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派遣薬剤師のメリット・デメリット徹底解説【※元派遣薬剤師が語る】

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派遣薬剤師という働き方を希望している薬剤師さんが最近増えていますが、派遣社員と聞くとどのようなイメージがあるでしょうか?

一般的なイメージとしては、

「安定しない」
「お給料が少ない」
「正社員と差別される」
…etc

などネガティブな言葉が連想されますよね。

にも関わらず、派遣薬剤師は正社員やパートから働き方を派遣に変えたいという人がいるほど人気の雇用形態です。

今回は実際に派遣薬剤師を経験した私が、なぜ派遣がそんなにも人気があるのかという派遣薬剤師ならではのメリットと、派遣薬剤師になる前にぜひおさえてほしいデメリットを解説していきます。

派遣薬剤師を希望している人はぜひ参考にしてみてくださいね。

派遣薬剤師のメリット①:時給が高い!

何と言っても派遣薬剤師のメリットは時給の高さです。

高い時給がもらえるということで、派遣薬剤師を希望している人も結構多いのではないでしょうか。

保険薬剤師のパートの求人ですと、2,000円~2,500円が相場ですが、派遣薬剤師は以下の表のとおり2,600円~3,000円が相場となっています。

▼派遣薬剤師の職場別時給

例えば時給換算で1000円の差があると、下の表のとおり年収約200万円の差が出てくるということですからこれはとても大きいですよね。

▼働き方別時給比較表

ちなみに地方の保険薬局では、時給4,000円~5,000円というところもあります。

たとえば何か夢や目標があるなどで、手っ取り早く稼ぎたいという人にとって派遣薬剤師という就業形態はかなりおすすめと言えるかもしれませんね。

派遣薬剤師のメリット②:雇用が安定している

冒頭でもお話しした通り、派遣社員というと雇用が安定していないことがデメリットの一つと言えます。

ですが、現在人手不足とされている薬剤師は、派遣だからと言って仕事が突然なくなってしまうといったことがとても少ない雇用が安定した職種なのです。

たとえば、派遣先の薬局との契約が2か月と決まっていても、先方が気に入ってくだされば契約が延長されることも珍しくありませんし、実際延長された結果、何年も同じ薬局で働くことができたという例もあります。

▼派遣薬剤師として働く人のインタビュー

また、薬局との契約期間が満了になっても派遣会社がすぐに別の薬局を探し、またそこで派遣薬剤師として働くことも可能です。

派遣は派遣でも「派遣薬剤師」は、雇用が比較的安定していると言えるのです。

派遣薬剤師のメリット③:薬剤師の仕事だけにどっぷり漬からなくていい

雇用も比較的安定しているし、お給料も良いということに加えてもう一つ、派遣薬剤師には大きな時間に対するメリットがあります。

正社員として勤務すると会社からの良いベネフィットを得られるなど利点はたくさんありますが、会社に対する責任も大きいためどうしても仕事中心の生活になってしまいますよね。

そのため、

「夢があり、長期のお休みを取りたい」
「家族のために早く帰りたい」

などといった希望を通すことは正社員ではなかなか難しいのではないでしょうか。

その点、派遣薬剤師は時間の自由がききます。

家族の関係で残業ができない人や趣味の時間を取りたい人、婚活や妊活に専念したい人などが派遣薬剤師として時間を上手に使い、仕事と生活の両立をしている例を、私は今までたくさん見てきました。

中には海外に数か月ボランティアに行きたいので、日本にいる間だけ働きたいといった人もいます。

薬剤師の中にはこのような向上心を持った人も多いので、派遣薬剤師という働き方の人気がより高まっているのでしょう。

派遣薬剤師のデメリット①:仕事が窓口業務だけという薬局が多い

薬剤師の仕事は大きく処方箋の受付、調剤、監査、投薬に分けられ、薬剤師一人一人が一日の中で様々な業務をすることにより薬局の仕事が日々回っていると言っても過言ではありません

そして薬剤師の立場から見ると、いろいろな持ち場に就くからこそ頭や気持ちがリフレッシュされ、快適に働けるのではないでしょうか。

実は、派遣薬剤師になるとこの点が大きく違ってきます。

派遣薬剤師はあくまでも「期間限定」の職員のため、薬の配置や調剤内規を覚えないとできない調剤を派遣社員には頼まないという薬局がとても多いのです。

その代わり、派遣薬剤師は即戦力として働ける監査や投薬に一日中携わらなくてはいけない傾向にあります。

朝から晩まで監査と投薬の繰り返しの作業をすることを想像してみてください。

これらの業務が好きで苦ではない人もいますが、一日中同じ作業をしていることで業務を退屈に感じてしまったり、一日中窓口でしゃべり続けることによって必要以上に疲れてしまうこともあり得ますよね。

時給が高いのだから・・・と言われればそうなのかもしれませんが、薬剤師はミスの許されない職業でもありますので、頭のリフレッシュは常に必要だと私は思います。

もちろん、調剤なども派遣薬剤師に頼むといった薬局も存在していますので、いろいろな業務に携わりたい人は、派遣先が決まる前に派遣会社の担当者に相談してみることをお勧めします

派遣薬剤師のデメリット②:薬局の職員と区別されて扱われることが多い

派遣薬剤師は派遣会社から派遣された薬剤師で、あくまで雇用主で給料を貰うのは登録している派遣会社です。

そのため、保険薬局で雇用されている正社員やパートの薬剤師と違い、常に「派遣されている人」というイメージのまま働き続けることもとても多いです。

私の経験ですが、保険薬局の職員として働いていた時は他の薬剤師さんや事務さんたちとかなり仲良くなれましたが、派遣薬剤師として働いた職場ではどこかよそ者扱いという感じで、職員さんと仲良くなるのが少し難しく感じました。

派遣薬剤師は期間限定で働いている期間がとても短いので、いずれいなくなってしまう人と思われることが一つの原因かもしれません。

ただ、全ての派遣先が同じ環境ではないということも覚えておいてほしいところです。

派遣薬剤師でも他の職員と仲良く和気あいあいと働ける職場ももちろんありますので、過剰に心配する必要はないと思います。

派遣薬剤師のデメリット③:慣れた職場で長年働くことが難しい

薬剤師は人手不足なので派遣という立場でも雇用は安定していますが、もし同じ職場でずっと働いていたいと思っているなら派遣薬剤師は向かない可能性があります。

たしかに雇用は安定していて仕事がなくなってしまう心配はないのですが、一つの薬局に長年派遣されるということはとても珍しいと思ってください。

派遣薬剤師は契約満了になるとまた別の保険薬局や支店に派遣されるのが普通です。

慣れた薬局で働いていたほうが人間関係も安定するでしょうし、薬局内のシステムをまた一から覚える必要もないので快適に働けるという考え方もありますよね。

その様な場合には、正社員やパートとして保険薬局に雇用されて働く方が合っているかもしれません。

派遣薬剤師を選ぶ人の多くは、

「様々な職場で働いてみたい」
「同じ職場でなくても給与や勤務時間などのメリットなどを考えると派遣薬剤師の方がいい」

という考えを持っている傾向があります。

メリットやデメリットを総合的に考え、派遣会社に相談しながら自分にとってベストな選択をしてくださいね。

派遣薬剤師のメリット・デメリットまとめ

今回お伝えした派遣薬剤師のメリット・デメリットをまとめると、

〜派遣薬剤師のメリット〜

何と言っても時給が高い

雇用が安定している

薬剤師の仕事だけにどっぷり漬からなくていい

〜派遣薬剤師のデメリット〜

仕事が窓口業務だけという薬局が多い

薬局の職員と区別されて扱われることが多い

慣れた職場で長年働くことが難しい

上記のように整理されます。

派遣薬剤師のメリットだけではなくデメリットも考慮することで総合的に自分の進むべき道を考えてくださいね。

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